auカブコム証券のIPOルール・資金拘束や後期型抽選などを解説

auカブコム証券は三菱UFJフィナンシャルグループのネット証券です。

前は、カブドットコム証券と言う社名でしたが、KDDIがカブドットコム証券に対してTOB(株式公開買付け)を行い、2019年12月にauカブコム証券へと社名が変更になりました。

今後KDDIとして、IPOにどのように関わっていくのか楽しみです。

ここでは、auカブドットコム証券のIPOルールを解説して行きたいと思います。

auカブコム証券のIPO実績・特徴

auカブコム証券は主幹事の実績はありませんが、幹事実績は多めの実績があります。

全IPO 主幹事 幹事
2017年 90社 0社 27社
2018年 90社 0社 23社
2019年 86社 0社 24社

auカブコム証券の幹事は、同じグループの三菱UFJモルガン・スタンレー証券から委託を受ける、委託幹事がほとんどです。

そのため、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事または幹事になった時は、委託幹事としてIPOの割当てが多くなるので、マメにチェックしておきましょう。

委託幹事は、主幹事や幹事のように正式に公表されないので気付かれにくいため、穴場の証券会社とも言えます。

未成年口座からのIPOの申込みも可能なので、当選確率を上げるためにも使用していきましょう。

auカブコム証券は、後期型の抽選方式を採用している数少ない証券会社です。
注意するところやメリットもあるので、詳しくは後述します。

IPO抽選配分

auカブドットコム証券のIPO抽選配分は、100%抽選配分しています。

抽選参加者に、コンピューターにより乱数を用いて抽選番号が割り振られるシステム抽選で、その番号の小さい順に当選者が決定される、完全平等抽選を採用しています。

IPOの抽選で、資金量や取引実績での優遇はないので、すべての抽選参加者が平等に当選のチャンスがあることになります。

当選者に対して、1単元(100株)の配分を採用してるので、2単元以上の申込みをしても、基本は複数単元の当選はありません。もし当選者に1単元ずつ配分しても、配分株数が残る場合は、複数単元の申込をしている人に配分されていきます。

しかし、このような配分がある場合は、IPO銘柄が不人気で申込者が少ないため配分株数が残ってしまうと見れるので、公募割れの可能性があります。
なので、auカブコム証券でのIPO申込は1単元でいいでしょう。

IPO抽選参加ルール

抽選参加方法

auカブコム証券は、『後期型』の抽選方法を採用しています。

後期型の抽選方法は、ブックビルディング期間中と購入申込期間中に2回申込を行う必要があります。

ほとんどの証券会社では、ブックビルディング期間後に抽選を行う『前期型』を採用していますが、後期型のauカブコム証券では、ブックビルディングに申込を行い、そして購入申込期間がくれば購入申込をして、購入申込期間が終了してからの抽選になります。

購入申込を忘れてしまうと抽選対象外になってしまうので、注意してください。

資金入金のタイミング

auカブコム証券は、ブックビルディングの申込時にIPO銘柄の申込に必要な資金を入金しないといけません。

ブックビルディング終了後に、IPO株の公募価格(発行価格)が決定し、この価格以上の申込をしていないと購入申込に進めないので、ブックビルディングで仮条件の上限価格か、成行で申込しましょう。

ブックビルディングの申込が終われば出金も可能ですが、購入申込時にはブックビルディングで申込した価格分を入金しないといけません。

資金拘束のタイミング

資金拘束をされるタイミングは、購入申込時になります。

購入申込をすると、抽選結果がでるまで資金拘束を受けることになり、落選した場合はすぐに資金拘束から解放されています。

auカブコム証券は、購入申込期間終了後に抽選が行われる後期型で、資金拘束は購入申込時なので、ブックビルディング申込後は資金移動が可能です。

この後期型を利用したメリットもあるので、下記で説明したいと思います。

後期型を利用して同一資金で抽選回数を増やす

auカブコム証券は、『後期型』の抽選を採用しています。後期型は購入申込期間後に抽選が行われ行われます。

ブックビルディング期間終了後に抽選が行われる『前期型』を採用している証券会社がほとんどです。

この抽選日の違いを利用して、同一資金でIPOの抽選に2回参加できる方法を説明したいと思います。
同じIPO銘柄に抽選参加するものとします。

初めに、auカブコム証券に資金を入金してブックビルディング申込を済ませてから出金を行い、その資金を前期型の証券会社に入金し、ブックビルディングに申込をして抽選結果を待ちます。
落選したら出金して、その資金をauカブコム証券に入金して購入申込を行います。

幹事数が多く『前期型』を採用しているSBI証券とauカブコム証券を例にとって手順を見てみましょう。

  1. auカブコム証券に必要資金を入金してブックビルディング申込を済ませて出金
  2. 出金した資金をSBI証券に入金してブックビルディングに申込をする
  3. SBI証券の抽選日に結果を確認して落選なら出金する
  4. 出金した資金をauカブコム証券に入金し購入申込を行い抽選参加

入出金の資金移動が面倒になりますが、この方法だと同一資金で同じIPOの抽選を2回参加できるようになり、資金効率を上げて当選確率も上がることにつながります。

前期型での申込で当選したら同一資金で後期型に抽選参加できませんが、当選できれば十分な結果なので問題ないでしょう。

後期型の証券会社が幹事になた時は、この方法で抽選回数を増やしていきましょう。

重複申込みの資金

auカブコム証券の抽選は購入申込終了後です。

ブックビルディング申込時では資金拘束を受けないので、購入申込に進むための同一資金でのブックビルディング申込は可能ですが、購入申込時に資金拘束されるので、同一資金での抽選参加は不可になります。

抽選結果

auカブコム証券の抽選結果の表示は、配分が決まった株数で表示されます。

抽選結果で当選数の表示が「100株」となっていれば100株当選になり、「0株」となっていれば落選になります。

他の証券会社に比べて少しわかりにくい表示になっています。

抽選結果は、購入申込最終日の最終時間終了後に抽選が行われ、抽選が完了したら結果が表示されます。
なお銘柄によって結果発表が遅くなることがあります。

当選後の購入キャンセルのペナルティ

auカブコム証券は『後期型』の抽選を採用しているため、当選後はそのまま購入となり、キャンセルができないのでペナルティを受けることはありません。

ブックビルディングの申込の取消や、購入申込の取消もしくは、購入申込忘れもペナルティはありません。抽選がされないだけになります。

購入申込

auカブコム証券では、購入申込期間後の抽選で当選すれば自動的に購入となります。
なので、当選後に購入申込を行うことはありません。

ちなみに、ブックビルディング後に抽選を行う証券会社で当選すれば、購入申込を行う前に購入キャンセルを考える期間がありますが、購入申込後の抽選では、それを考える期間がないことになります。

そのため、後期型の証券会社で抽選参加する場合は、IPOの選別には注意してください。

まとめ

  • IPO取扱実績は委託幹事が多い
  • 同じグループの三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの委託
  • IPOの配分は100%抽選配分
  • 2段階の申込が必要な後期型の抽選方式を採用
  • 抽選方法は1口座1抽選の完全平等抽選
  • 入金のタイミングはブックビルディング申込時
  • 資金拘束は購入申込時
  • 同一資金での抽選参加は不可能
  • 購入申込後の抽選なので当選後のキャンセルは不可能
  • 後期型を利用して資金効率UPと抽選回数を増やそう
  • 未成年口座でもIPOの申込みが可能

auカブコム証券のIPOルールを解説してきました。

auカブコム証券は今のところ、同じグループの三菱UFJモルガン・スタンレー証券から委託を受ける、委託幹事がメインです。
委託幹事は、主幹事や幹事のようには、正式に発表がされがされないために気づかれにくいことがあります。

そのため、抽選参加者も少なくなる可能性があるので穴場とも言えるでしょう。

未成年口座からIPOの申込も可能なので、家族で抽選回数を増やせれば、当選確率も上がるため、家族の多い人は有利になってきますね。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事か幹事になった時は、委託幹事になることが多いので、積極的に抽選参加していきましょう。

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