IPO投資は未成年口座 (子供名義) からもIPOの抽選 (ブックビルディング) に参加できる証券会社があります。
子供を育てていくにはかなりのお金がかかりますよね。
大きくなるにつれて、生活費や教育費なども大きくなっていきます。
子供の将来のためにも、IPO投資で利益を上げて資産を増やしていくことが大事だと思っています。
未成年口座からもIPOの申込みをすれば、抽選回数を増やせるので当選確率が上がることにつながり、確実に当選への近道になります。
管理人ミツアキも子供のためにできるだけ多くの未成年口座を開設してきましたので、各証券会社のポイントも解説しつつ、未成年口座でIPOの申込みができる証券会社を紹介したいと思います。
未成年口座でIPOの申込みはメリットしかない?
結論から言うと、未成年口座からもIPOの申込みができることはメリットでしかありません。
未成年口座を開設しても口座開設費や管理費などはかかりませんし、単純に抽選回数を増やせて当選確率を上げれることになります。
各証券会社のIPOの抽選配分は、1口座で1抽選を採用しているところがほとんどです。
管理人ミツアキも含めた一般の投資家の人は、抽選回数を増やすことがIPO投資で重要です。
親が1人でIPOのブックビルディングに参加
1口座の抽選参加なので → 1回抽選
親と子供3人でブックビルディングに参加
4口座の抽選参加なので → 4回抽選
家族4人で抽選参加すると、1人で抽選参加するのに比べて当選確率は4倍もの差があることになりますね。
あえてデメリットをあげるとすれば、親権者が子供の代わりに申込みを行うことになるので、資金管理と申込みの手間が増えることです。
ブックビルディング (抽選参加) 時に前受金 (IPO銘柄の購入に必要な資金) が必要な証券会社だと、未成年口座からの抽選参加分の資金が必要になるので資金繰りにも悩まないといけません。
未成年口座でも前受金がなしでブックビルディングに参加できる証券会社もあるので必ず活用していきましょう。
未成年口座 (子供の口座) 開設の基本的な条件は?
未成年口座とは、親権者が未成年の子供の財産を代わりに管理するための口座です。
IPOの申込みも親権者が代わりに行います。
子供の名義で証券口座を開設できると言うことですが、口座開設するには以下の条件などがあります。
0歳から20歳未満で未婚者であること
未成年口座は0歳から20歳未満の未婚者が未成年口座として口座開設できますが、20歳未満でも結婚すれば成人になり、未成年口座ではなく一般の証券口座になります。
親 (親権者) が口座開設していること
ほとんどの証券会社では、親権者がすでに未成年口座を開設しようとする証券会社の口座開設を済ませている必要があります。
※親権者が口座開設していなくてもよい証券会社もあります。
親 (親権者) が責任をもってすべてを管理すること
子供の資産での取引や各種書面に同意する事などを、未成年の子供に代わり親権者が責任をもってすべてを管理する必要があります。
入出金に必要な銀行口座は、未成年者の名義であることが必要です。
※親権者の銀行口座名義で入出金はできません。
未成年口座からIPOの申込みができる証券会社
各証券会社によって未成年口座を開設する条件や、未成年口座でIPOの申込みを行うルールも違うので、おさえておきたいポイントも含めて紹介していきます。
SBI証券
SBI証券はネットで未成年口座からIPOの申込みが可能です。
管理人ミツアキもいちばんに未成年口座を開設したのがSBI証券です。
- 親権者が口座開設していること
- 20歳未満で未婚であること
- 親権者全員の署名・捺印による同意
SBI証券は、ネットから申込書を取り寄せて口座開設ができます。
親権者と未成年者の続柄がわかる必要書類 (住民票など) や本人確認書類などが必要で、マイナンバーや未成年者本人名義の銀行口座も必要です。
- IPOの幹事になる機会はトップで主幹事も多い
- 同一資金でIPOの重複申込が可能
- IPOチャレンジポイントを貯めると必ず当選できる
SBI証券は、IPOの幹事になる実績はダントツのトップです。
IPOの抽選参加は、同一資金で他のIPO銘柄の抽選参加が可能なのでIPOのブックビルディングが複数ある時には、資金的にかなり助かります。
IPOの抽選に参加できる機会が多く、未成年口座でもIPOチャレンジポイントを貰えるので、ポイントを多く貯めて優良IPO株の当選も夢ではありません。
IPO投資をするなら、いち早く口座開設をしておくべき証券会社です。
大和証券
大和証券は未成年口座で、ネットと店舗の両方からIPOの申込みが可能です。
管理人ミツアキも未成年口座を口座開設しています。
店舗での申込は、『裁量配分』になり電話でも申込みができます。
IPOの申込みを行うためには口座開設時に「ダイワ・コンサルティングコース」を選択する必要があります。
- 20歳未満で未婚であること
- 店頭 (近くの支店) に出向いて口座開設が必要
- 親権者の署名・捺印による同意
大和証券は、ネットで未成年口座開設ができないので、店頭 (近くの支店) に行って口座開設する必要があります。
親権者と未成年者の続柄がわかる必要書類 (住民票など) や本人確認書類などが必要で、マイナンバーや未成年者本人名義の銀行口座も必要です。
店頭 (支店) へ行く前に、未成年口座開設に必要な書類や持参するものを必ず確認しておきましょう。
- IPOの主幹事になる機会がトップクラス
- ネットと店舗 (裁量配分) の両方からIPOに申込みできる
- 同一資金でIPOの重複申込が可能
大和証券は、主幹事をになる機会がトップクラスです。
IPOの抽選参加は、同一資金で他のIPO銘柄の抽選参加が可能なのでIPOのブックビルディングが複数ある時には、資金的にかなり助かります。
ネット抽選への申込みは平等抽選になりますが、店舗での申込みは、預入資金や取引手数料の実績が多い優良顧客に対しての裁量配分になります。
店舗での申込は電話でも可能で、ネット抽選でIPOの申込みをしている同じ銘柄であっても、店舗 (裁量配分) で申込みができます。
店舗での申込みは、裁量配分になるので配分される可能性はかなり低いですが、ネット申込みと店舗での申込み両方からIPOの当選 (店舗は配分) することはあるのか問い合わせしたところ、「どちらか一方の当選 (配分) になります」との返答だったので両方の当選 (配分) はないみたいですね。
主幹事トップクラスで、未成年口座からもネット抽選に参加できるのでIPO投資には必須の証券会社です。
マネックス証券
マネックス証券はネットで未成年口座からIPOの申込みが可能です。
管理人ミツアキも未成年口座を開設しています。
- 親権者が口座開設していること
- 20歳未満で未婚であること
- 親権者の署名・捺印による同意
マネックス証券は、ネットから申込書を取り寄せて口座開設ができます。
親権者と未成年者の続柄がわかる必要書類 (住民票など) や本人確認書類などが必要で、マイナンバーや未成年者本人名義の銀行口座も必要です。
- IPOの幹事になることが多い
- IPOの割当てられた株数はすべて抽選配分
- 抽選方法は完全平等抽選
マネックス証券は、IPOの幹事になる機会が多いです。
IPOの割当てられた株数を全てネット抽選に配分するので、幹事のなかでは抽選での配分株数も多くなります。
しかも、抽選方法は資金量や取引手数料などで優遇されたりしない完全平等抽選を採用しているため、誰にでも当選のチャンスがあります。
IPOの当選を狙うためには必要な証券会社に間違いありません。
楽天証券
楽天証券は、ネットで未成年口座からIPOの申込みが可能です。
管理人ミツアキも未成年口座を開設しています。
- 親権者が口座開設していること
- 20歳未満で未婚であること
- 親権者の署名・捺印による同意
楽天証券は、ネットから申込書を取り寄せて口座開設ができます。
親権者と未成年者の続柄がわかる必要書類 (住民票など) や本人確認書類などが必要で、マイナンバーや未成年者本人名義の銀行口座も必要です。
- IPOの幹事数はそこそこで近年増加傾向
- 実質完全平等抽選
- 後期型抽選で資金効率アップ
楽天証券の幹事数は近年増加傾向で、今後も多くなることが期待できます。
楽天証券は基本、IPOの申込み単元が多いほど (1単元=100株) 当選確率が上がるシステムですが、ほぼ申込株数の上限が100株になっていてそれ以上の申込みができません。
なので、実質は1口座1票の完全平等抽選になります。
配分株数が多い大型IPOの場合は、申込上限株数が100株以上になることもあるかもしれませんね。
楽天証券は購入申込期間終了後に抽選が行われる『後期型』を採用しています。
基本はブックビルディング期間終了後に抽選が行われる『前期型』を採用している証券会社がほとんどなので、後期型ではこの時間差を利用して、抽選参加で資金効率を上げれるメリットがあります。
当選確率を上げるためにも、未成年口座は開設しておくべきでしょう。
松井証券
松井証券は、ネットで未成年口座からIPOの申込みが可能です。
管理人ミツアキも未成年口座を開設しています。
- 親権者が口座開設していること
- 20歳未満で未婚であること
- 親権者の署名・捺印による同意
松井証券は、ネットから申込書を取り寄せて口座開設ができます。
親権者と未成年者の続柄がわかる必要書類 (住民票など) や本人確認書類などが必要で、マイナンバーや未成年者本人名義の銀行口座も必要です。
- IPOの幹事になる機会は増加傾向
- 割当てられた株数は抽選配分にほぼ100%
- 抽選方法は完全平等抽選
- 前受金 (資金) 不要で抽選参加が可能
松井証券の幹事実績は、年々増加傾向にあるので今後も期待できそうです。
IPOの割当られた全株数のうち、70%~100%を抽選配分するルールとなっていますが、ほとんどのIPOで100%の抽選配分になっていて、抽選方法も完全平等抽選を採用しています。
松井証券の大きな魅力は、前受金 (資金) が不要で抽選参加ができるので、資金を気にすることなく未成年口座からの抽選参加を増やせて、当選確率も上がることになります。
前受金なしで抽選参加できるので、未成年口座からの申込みは必須でしょう。
岡三オンライン証券
岡三オンライン証券は、ネットで未成年口座からIPOの申込みが可能です。
管理人ミツアキも未成年口座を開設しています。
- 20歳未満で未婚であること
- 親権者の署名・捺印による同意
岡三オンライン証券は、ネットから申込書を取り寄せて口座開設ができます。
親権者が岡三オンライン証券の口座開設していなくても、未成年口座を開設できます。
親権者と未成年者の続柄がわかる必要書類 (住民票など) や本人確認書類などが必要で、マイナンバーや未成年者本人名義の銀行口座も必要です。
- IPOの幹事になる機会は多い
- IPOの割当株数をすべて抽選配分にまわす事が多い
- 前受金 (資金) 不要で抽選参加が可能
岡三オンライン証券の幹事数は多く、委託幹事がメインなので穴場的な証券会社です。
IPOで割当てられた株数は、ほとんどのIPOで100%抽選配分にしています。
やはり大きな魅力は、前受金 (資金) 不要で抽選参加できるので資金を気にすることなく未成年口座からの抽選機会を増やせて、当選確率をアップできるところですね。
auカブコム証券
auカブコム証券は、ネットで未成年口座からIPOの申込みが可能です。
管理人ミツアキも未成年口座を開設しています。
- 親権者が口座開設していること
- 20歳未満で未婚であること
- 親権者の署名・捺印による同意
auカブコム証券は、ネットから申込書を取り寄せて口座開設ができます。
親権者と未成年者の続柄がわかる必要書類 (住民票など) や本人確認書類などが必要で、マイナンバーや未成年者本人名義の銀行口座も必要です。
- IPOの幹事になる機会は多い
- 割当てられた株数はすべて抽選配分
- 抽選方法は完全平等抽選
- 後期型抽選で資金効率アップ
auカブコム証券の幹事数は多く、委託幹事がメインなので穴場的な証券会社といえます。
割当てられた株数はすべて抽選配分です。
完全平等抽選を採用しているので当選のチャンスはすべての人が平等です。
auカブコム証券は購入申込期間終了後に抽選が行われる『後期型』を採用しています。
基本はブックビルディング期間終了後に抽選が行われる『前期型』を採用している証券会社がほとんどなので、後期型ではこの時間差を利用して、抽選参加で資金効率を上げれるメリットがあります。
抽選回数を増やして当選確率を上げるためにも、未成年口座も開設しておきたい証券会社でしょう。
DMM.com証券
DMM.com証券は、ネットで未成年口座からIPOの申込みが可能です。
管理人ミツアキも未成年口座を開設しています。
- 親権者が口座開設していること
- 20歳未満で未婚であること
- ジュニアNISA口座の申込みも必要
- 親権者の署名・捺印による同意
DMM.com証券は、ネットから申込書を取り寄せて口座開設ができます。
親権者と未成年者の続柄がわかる必要書類 (住民票など) や本人確認書類などが必要で、マイナンバーや未成年者本人名義の銀行口座も必要です。
DMM.com証券の未成年口座開設は、ジュニアNISA口座の申込みも一緒に行うことが必須になっています。
そのため、ジュニアNISA口座を他の証券会社で使用または申込みを考えている人は、未成年口座が開設が難しいでしょう。
- IPOの幹事数は少ないが今後に期待
- 割当てられた株数はすべて抽選配分
- 抽選方法は完全平等抽選
- 前受金 (資金) 不要で抽選参加が可能
DMM.com証券は、IPOの取扱いを始めて間もないので幹事数は少ないですが、今後取扱いが増えることに期待です。
IPOの割当てられた株数はすべて抽選で配分し、完全平等抽選を採用してるので当選確率はすべての人が平等です。
抽選参加では前受金 (資金) 不要なので、少額で参加している人にもありがたいルールですね。
未成年口座開設では、ジュニアNISA口座の申込みも必須となっているため、この辺りは個人の事情もあるため難しいところです。
ライブスター証券
ライブスター証券は、ネットで未成年口座からIPOの申込みが可能です。
- 20歳未満で未婚であること
- ジュニアNISA口座の申込みも必要
- 親権者の署名・捺印による同意
ライブスター証券は、ネットから申込書を取り寄せて口座開設ができます。
親権者がライブスター証券の口座開設していなくても、未成年口座を開設できます。
親権者と未成年者の続柄がわかる必要書類 (住民票など) や本人確認書類などが必要で、マイナンバーや未成年者本人名義の銀行口座も必要です。
ライブスター証券の未成年口座開設は、ジュニアNISA口座の申込みも一緒に行うことが必須になっています。
そのため、ジュニアNISA口座を他の証券会社で使用または申込みを考えている人は、未成年口座が開設が難しいでしょう。
- IPOの幹事数は少ないが穴場的
- 割当てられた株数はすべて抽選配分
- 抽選方法は完全平等抽選
- 前受金 (資金) 不要で抽選参加が可能
ライブスター証券の幹事数は少ないですが、委託幹事がメインなので穴場です。
IPOの割当てられた株数はすべて抽選配分で、完全平等抽選を採用していま
そのため、当選のチャンスはすべての人が平等です。
前受金 (資金) が不要で抽選に参加できるので、資金を気にせずに抽選回数を増やせるところは、大きな魅力です。
未成年口座開設では、ジュニアNISA口座の申込みも必須となっているため、この辺りは個人の事情もあるため難しいところです。
SMBC日興証券
SMBC日興証券は、店頭で未成年口座からIPOの申込みが可能です。
ただし、ネットの抽選に参加が不可能で、店頭で申込むかコンタクトセンターに電話して申込むことができます。
IPOの申込みを行うためには口座開設時に「総合コース」を選択する必要があります。
- 20歳未満で未婚であること
- 店頭 (近くの支店) に出向いて口座開設が必要
- 親権者の署名・捺印による同意
SMBC日興証券は、ネットで未成年口座開設はできず、店頭 (近くの支店) に行って口座開設する必要があります。
親権者と未成年者の続柄がわかる必要書類 (住民票) や本人確認書類などが必要で、未成年者本人名義の銀行口座も必要です。
店頭 (支店) へ行く前に、未成年口座開設に必要な書類や持参するものを必ず確認しておきましょう。
- IPOの主幹事になる機会がトップクラス
- 未成年口座からは資金不要でIPOの申込ができる (ただし裁量配分)
SMBC日興証券は、IPOの主幹事実績がトップクラスで、未成年口座からは資金不要でIPOの申込みを受け付けてくれます。
ただし、上記でも説明した通り、ネット抽選には参加できず店頭か電話での申込みしかできません。
未成年口座からのIPO申込は店頭からの配分になるので、どのように配分を決定するのかを問い合わせしました。
「支店での判断で配分するお客様を決定しています」との返答だったので、預入資金の多さや、取引を多く行ってくれているようなお客が配分されやすいか聞いたところ、「そのような事も考慮して決定させていただいております」とのことでしたので『裁量配分』になります。
裁量配分は、預入資金の多さや取引手数料などをたくさん使用してもらっている優良な顧客に、支店や営業担当が配分を決定します。
IPOを配分される可能性は低いと思いますが、とりあえず管理人ミツアキも未成年口座を開設しています。
初値で利益が出そうか選定が必要ですが、配分株数の多い大型のIPOなら配分される可能性はあるかもしれません。
まとめ
未成年口座からIPOの申込みができる証券会社を紹介してきました。
今回紹介してきたなかで、管理人ミツアキはライブスター証券以外はすべて子供の口座開設をしてIPOに参加しています。
子供の口座からも当選できていて確実に当選が増えました。
IPO投資は抽選回数を増やし、当選確率を上げることが最も重要です。
そのためできる限りIPOの取扱いがある証券会社から抽選申込を行うことが当選への近道になり、未成年口座を活用して家族全員で参加していけば当選確率もその分上がっていくことは確実です。
ただ、抽選参加を増やす分の資金も必要になるので、資金的に厳しくなる時はIPOを申込む証券会社の選別や資金移動などの手間も増えることになります。
未成年口座開設には、子供名義の銀行口座も必須になるので口座がない場合は先に作っておいたほうがいいでしょう。
おすすめの銀行口座は、ゆうちょ銀行のゆうちょダイレクトです。
ほとんどの証券会社が入出金に対応しています。
未成年口座を開設する証券会社が決まって、数社ある場合はまとめて口座開設するほうが必要書類 (住民票など) をそろえるのに効率的です。
未成年口座開設は時間と手間がかかりますが、IPO投資にとってかなり有効手段になることは間違いありません。