大和証券のIPOルール・抽選配分・資金拘束・当選確率を上げる方法などを解説

大和証券は、大和証券グループ本社傘下の子会社で日本の大手証券会社の1つです。

創業から110年以上が経っている老舗で全国に160以上も実店舗があり、店頭での対面サービスも大事にする総合証券会社です。多くの実績もあり知名度はかなり高いです。

IPOの取扱いもかなりの実績があり、主幹事を引き受ける数もトップクラスなのでIPO投資において重要な証券会社になります。

未成年口座の開設が可能でIPOの申込みもできます。

ここでは大和証券のIPOルールについて解説していきます。

大和証券の特徴・実績

大和証券のIPO取扱い実績は豊富で全体の4割ほどになります。
主幹事を引き受ける機会もトップクラスです。

全IPO主幹事幹事
2017901526
2018901219
2019862122

主幹事が多い大和証券のIPOルールは個人投資家にとっては助かるものになっています。

資金的にも助かる同一資金での申込であったり、完全平等の抽選配分も多いので当選確率も高くなっています。

ネット証券だと未成年口座でのIPO申込ができるところが多いですが、店頭証券の大和証券でも未成年口座からIPOの申込みができます。

家族からの申込みが多ければその分当選確率があがり、しかも主幹事が多く抽選配分も多いのでIPO投資にとっては必須の証券会社です。

大和証券の口座開設は『ダイワ・コンサルティング』と『ダイワ・ダイレクト』の2種類のコースがあります。
どちらのコースもIPO申込に参加できます。

『ダイワ・コンサルティング』は支店担当者からアドバイスや投資情報の提供を受けながら投資できるコースです。
取引手数料などは高めになります。

『ダイワ・ダイレクト』は自分で情報収集し、インターネットを中心にオンライントレードやコンタクトセンター等を通じて自分のペースで取引できるコースです。
ダイワ・コンサルティングに比べて取引手数料などは安く設定されてます。
IPO投資がメインの個人投資家は、こちらのコースを選ぶのが多いのではないでしょうか。

やはりIPO株の割り当てが多い主幹事に申込するのが重要なので、当選するためには必ずと言っていいほど必要な証券会社になります。

IPO株抽選配分

大和証券では引受けたIPO株数の最大で25%が個人顧客に抽選配分されます。
最大25%のなかで大和証券の抽選方法は2種類あります。

10%~15%が『完全平等抽選』、10%が『チャンス抽選』の2種類で抽選を行い、合計で最大25%です。

完全平等抽選は誰もが同じ当選確率ですが、チャンス抽選はステージ別で当選確率が変動します。
抽選方法を詳しく見ていきましょう。

完全平等抽選

大和証券のネット申込10%~15%が1口座1抽選の100%完全平等抽選』になります。
大手証券会社のなかでは高い配分率です。

ブックビルディングの申込みは1銘柄につき1口座1単元(1口)しか申込できないようになっていて、厳正かつ公平に機械的な抽選を行なうので申込者全員の当選確率が同率です。まずこちらの抽選が行われチャンス抽選に移ります。

10%~15%と幅があるのは、個人投資家への販売予定数量が20 億円以上の場合は10%で、20憶円未満の場合は15%となるルールがあります。

チャンス抽選

完全平等抽選が行われた後に10%が『チャンス抽選』で配分されます。
チャンス抽選は完全平等抽選で落選した人が対象でチャンス回数の多い人ほど当選確率が高くなるシステムです。

チャンス回数は「プレミアムサービス」のステージに応じたチャンス回数と「ポイントプログラム」のポイント残高に応じたチャンス回数を比較してチャンス回数の多いほうが適用されます。
1回~10回のチャンス回数があり、チャンス回数分の抽選番号がもらえます。
チャンス回数10回だと、1回に比べて10倍の当選確率の差があることになります。

チャンス回数の詳細について表で見ていきましょう。

プレミアムサービスのステージでのチャンス回数

資産評価額ステージチャンス回数
5,000万円以上プラチナ10回
3,000万円以上
5,000万円未満
ゴールド5回
1,000万円以上
3,000万円未満
シルバー3回
無し1回

プレミアムサービスのステージは預けている資産評価額に応じてチャンス回数が判定されます。
こちらのステージ制でチャンス回数を増やしていくのは、IPO投資を主にしている個人投資家には少しハードルが高い気がします。
資産が無くても誰にでも1回のチャンス回数は付与されています。

ポイントプログラムのポイント残高でのチャンス回数

ポイント残高チャンス回数
10,000ポイント以上10回
8,000ポイント以上
10,000ポイント未満
8回
6,000ポイント以上
8,000ポイント未満
6回
4,000ポイント以上
6,000ポイント未満
4回
2,000ポイント以上
4,000ポイント未満
3回
1,000ポイント以上
2,000ポイント未満
2回
1,000ポイント未満1回

ダイワのポイントプログラムは取引実績や株主優待でポイントがたまります。

取引実績では月間の株式・投資信託の売買手数料の合計が11,000円(税込)ごとに100ポイントたまります。

株主優待では3月末と9月末の年2回、大和証券グループ本社(8601)の株を保有していると優待がもらえます。
株式の保有株数によってさまざまなセレクト商品かポイントに交換できます。
IPO投資をメインにしてる人がポイント獲得でチャンス回数を増やすには、この株主優待での獲得が有効でしょう。

保有株数によって獲得できるポイントは下記の表で確認してみましょう。

保有株数ポイントチャンス回数
1,000株~2,999株2,000ポイント2
3,000株~4,999株4,000ポイント4
5,000株~9,999株5,000ポイント4
10,000株10,000ポイント10

株主優待ではさまざまなセレクト商品が選べますが、IPO狙いの人は迷わずポイントの獲得を選ぶでしょう。
ポイント獲得を選んでもそのポイントでセレクト商品に交換することができます。
ポイントには有効期限があるので、大和証券のホームページで確認し有効期限内にセレクト商品と交換することができますので忘れず交換するようにしましょう。

残念なことに、ダイワのポイントプログラムは2021年3月31日にサービス廃止となることが決まりました。
ポイントがある人は忘れずにセレクト商品と交換してください。

IPO抽選参加ルール

資金入金のタイミングは?

大和証券では、ブックビルディング申込(需要申告)前に、抽選に参加する銘柄の必要資金を入金する必要があります。
申込時に必要資金が口座にないと申込できません。
申込後に出金することもできますが、抽選時に必要資金が口座に入金されていないと抽選対象外になります。
ブックビルディング申込時(需要申告)と抽選時に必要資金の確認がされることになります。
入金期限を忘れてしまうことが多いので抽選が終わるまでは必要資金はできるだけ出金しないほうが無難です。

抽選実施時には資金が必要になりますので、忘れずに入金をしておくようにしましょう。

資金拘束のタイミングは?

当選か補欠当選で購入申込をすると、申込銘柄の必要資金が拘束されます。
購入申込をする以外は資金拘束されないので、資金的にすごく助かります。

資金拘束はされないけど、抽選申込時と抽選時は必要資金の確認がされるため口座に必要資金がないといけません。

重複申込の資金は?

ブックビルディング申込の時は必要資金の確認がされるだけなので、同一資金での重複申込が可能です。

複数のIPO銘柄のブックビルディングが重なるときには必要資金が1番高い銘柄の資金だけで複数の銘柄に申込できるので非常に助かります。

抽選結果

大和証券では『当選』『チャンス当選』『補欠当選』『選外』で抽選結果を表示されます。

チャンス当選はチャンス抽選で当選したことになります。

補欠当選は、当選者のなかで購入辞退や購入申込忘れが出た場合、繰上当選の抽選に参加できる権利になります。

選外は落選したことになります。

抽選発表は抽選日の翌営業日の6時以降になります。

当選後の購入キャンセルのペナルティは?

大和証券は当選後の購入キャンセル(辞退)のペナルティはありません。

公募価格割れの可能性があったりすると気にすることなくキャンセルできるので助かります。

当選・補欠当選ともに購入申込を1度すると取り消しはできません。

購入意思表示

当選・補欠当選したら購入申込期間内に申込をすることになります。

申込期限は申込最終日の9:00までになります。
購入申込をすると取り消しができないので注意して申込をしましょう。

繰上当選の結果は購入申込最終日の9:00以降に発表されます。

まとめ

  • IPO取扱い実績は主幹事トップクラス
  • 口座開設は『ダイワ・コンサルティング』と『ダイワ・ダイレクト』の2種類のコース
  • 引受けたIPO株数の最大で25%がネット抽選配分で2種類ある
  • ネット申込10%~15%が1口座1抽選の100%『完全平等抽選』
  • 完全平等抽選での落選者は10%がチャンス抽選
  • チャンス抽選は資金やポイントで優遇されるチャンス回数が多いほど当選確率が上がる
  • ブックビルディング申込は必要資金の入金が必要
  • 購入申込するときに資金拘束
  • 同一資金での複数銘柄に申込可能
  • 当選後の購入キャンセルのペナルティはなし
  • 注意!ポイントプログラムは2021年3月31日でサービス廃止
  • 未成年口座でのIPO申込が可能


大和証券のIPO主幹事はトップクラスで、抽選配分もかなり多くなっています。
IPOルールも厳しくないルールで、個人投資家にもかなり良心的なIPOルールになっていますし、なんといっても未成年口座からのIPO申込もできるので当選確率をあげるには使わない手はないでしょう。

チャンス回数は抽選申込者に1回は与えてもらえます。
個人的には株主優待でやっと貯めたチャンス抽選10回が無くなるので、ポイントプログラムの廃止がなにより残念ですが、大和証券からの抽選配分の当選も多いので口座開設は必ず必要です。

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