GMOクリック証券は、GMOインターネットグループのネット証券です。
業界最安値水準の手数料や多くの金融商品を提供しています。
GMOインターネットグループの規模は年々大きくなり、今後もグループのIPOが多く出てくることも期待できます。
ここでは、GMOクリック証券のIPOルールを中心に解説します。
GMOクリック証券の実績・特徴
GMOクリック証券のIPO実績は、下記の通りかなり少くない幹事数になっています。
今後増えることに期待したいところです。
年 | 全IPO | 主幹事 | 幹事 |
2017年 | 90社 | 0社 | 0社 |
2018年 | 90社 | 0社 | 1社 |
2019年 | 86社 | 0社 | 0社 |
2020年 | 0社 | 1社 |
GMOインターネットグループの企業が上場する時には、委託幹事になることが多くなっています。
同グループの委託幹事になる時は、IPO株の引受け株数が多くなっていて以外に主幹事より当選の確率も高くなっている場合があるので穴場的な証券会社にまります。
しかも、同グループはIPOで人気化しやすいIT系の企業が多いので、IPOの初値が高騰する可能性が高いです。
未成年口座からのIPO申込みが可能ですが、申込みルールが特殊なので後で詳しく説明します。
IPO抽選配分
GMOクリック証券の割当てられたIPO株は100%抽選に配分しています。
抽選方法は、1口座に対して1つの抽選権を与え、コンピューターを用いて乱数を購入申込者に割当てる完全平等抽選を採用しています。
GMOクリック証券は申込みの株数の上限が5単元までとなっていますが、できるだけ多くの人に配分がされるように、抽選参加者に1単元 (100株) ずつ配分するルールになっています。
基本は1単元 (100株) の当選になります。
当選者に1単元ずつ配分しても余る場合は、複数単元を申込みした人を対象に再度1単元ずつ配分されます。
資金量などで優遇されることはないので、すべての人が平等に当選のチャンスがあることになります。
なお、GMOクリック証券でIPOに当選できる上限が3回までいうルールを設けています。
IPO抽選参加ルール
抽選参加方法
GMOクリック証券は『後期型』の抽選を採用しています。
そのため、抽選参加するためにはブックビルディングと購入申込の2段階で申込みを行う必要があるので、どちらも申込み忘れが無いように注意してください。
未成年口座からIPO申込みの注意点
GMOクリック証券は未成年口座からのIPOの申込みが可能ですが、親権者の口座か未成年口座のどちらか1つの口座からしか、IPOの申込みができなくなっています。
なお、複数の未成年口座からの申込みも、1つの未成年口座からの申込みしかできません。
親権者口座と未成年A口座とB口座があったとします。
- 親権者口座が先にIPO申込み ⇒ 未成年A口座と未成年B口座は申込み不可能
- 未成年A口座が先にIPO申込み ⇒ 親権者口座と未成年B口座は申込み不可能
上記の通り、抽選機会を増やすための未成年口座からIPO申込みはできないことになります。
資金入金のタイミング
GMOクリック証券の入金タイミングは、購入申込最終日の15時までに購入資金を入金しておく必要があります。
ブックビルディング申込時と、購入申込時にも資金不要で申込みが出来ますが、購入申込最終日15時の時点で購入資金の入金が確認できない場合は、抽選対象外になるので注意してください。
資金拘束のタイミング
資金拘束のタイミングは、購入申込最終日の15時以降です。
購入申込最終日の15時から抽選が行われるので、この時点で購入資金の入金がされていないと抽選対象外です。
落選となればその時点で資金拘束が解放されます。
重複申込みの資金
GMOクリック証券では、抽選時点までは資金の入金が不要なので申込みを進めていく事はできますが、抽選日が重なるIPO銘柄の同一資金での複数銘柄の抽選参加は不可能になります。
複数IPO銘柄の抽選日が同じだと、抽選時点で各銘柄の購入資金が必要になるため、1番価格が高い銘柄の入金をしていたとしても、1番高い銘柄の資金が拘束されて他のIPO銘柄の資金は0円となってしまうので抽選対象外となります。
GMOクリック証券でIPO複数銘柄の取扱い抽選日が重なる時は、各銘柄の購入資金を合計した入金が必要になります。
抽選結果
GMOクリック証券では『当選』か『落選』で表示されます。
抽選は購入申込最終日の15時から行われて、結果は15時~17時までに発表されます。
当選後の購入キャンセルのペナルティ
GMOクリック証券は購入申込終了後に抽選を行う後期型を採用しているので、当選後の購入キャンセルはできなくなっています。
そのため、当選後のペナルティは存在しません。
ブックビルディングや購入申込期間内の キャンセル (取り消し) は可能で、ペナルティなどはありません。
当選後のキャンセル自体ができないので、IPOの選別には注意してください。
購入申込
GMOクリック証券では、後期型なので購入申込をしないと抽選に参加ができません。
購入申込後の抽選なので当選すればそのまま購入となります。
そのため、前期型のブックビルディング終了後の抽選と違って購入キャンセルができない仕組みになっています。
まとめ
GMOクリック証券のIPOルールを解説してきました。
- GMOグループのIPOがある時はかなり穴場
- IPOの割当て株数はすべて抽選配分
- 1口座1票の完全平等抽選
- 後期型を採用してるので抽選参加は2段階の申込みが必要
- 入金タイミングは購入申込期間最終日の15時まで
- 資金拘束は購入申込期間最終日の15時から
- 抽選日が重なると同一資金での抽選参加は不可能
- 購入申込終了後の抽選なので当選のキャンセルは不可能
- 未成年口座で抽選回数を増やすことはできない
GMOクリック証券のIPO実績は非常に少なくなっていますが、GMOインターネットグループのIPOが出てきたときはかなり穴場になっています。
GMOインターネットグループの規模は拡大していますので、今後もグループ企業のIPOに期待が持てます。
証券口座を持つことで費用がかかることはないので、GMOクリック証券の口座開設がまだの人は、今後のIPOに期待して早めに口座開設をしておいたほうがいいでしょう。