IPO投資で利益をだす方法の1つ初値売りとは?メリットや注文方法などを解説

IPO株が当選して購入できたとしても、売却をしないと利益が確定することはありません。

IPO株を売却できるのは、IPOが上場してからになります。

上場すると誰でも株を売買できるようになるので、特にIPO株は活発な売買が行われて株価は乱高下するようになります。
そのため、売却のタイミングを間違えると大きな損を抱えることもあるので、売却のタイミングは重要になってきます。

IPO投資では初値売りで利益を確定することがメジャーになっていて、IPO初心者にもおすすめな売却方法です。

初値売りとは?

初値売り』とは、IPOの抽選に当選した株を、IPOが上場して初めてついた株の価格で売却する方法をいいます。

IPOが上場しても、公募価格が初値になるわけではありません。

  • 公募価格
    IPOに当選した人が上場する前に購入できる価格
  • 初値
    IPOが上場して初めてついた価格

上場してIPOの初値が決まるのは公募価格をもとにして、買い注文と売り注文のバランスが一致した値が初値となります。

IPOでは、この初値が公募価格より高くなることが多いので利益を出しやすくなります。

ほとんどの人はこの初値売りで売却しています。

IPO株の初値売りがおすすめな理由

初値売りの勝率が高い

IPO投資では年間でIPO全体の合計勝率が8割~9割にもなります。

この勝率は、IPO株の『初値』が『公募価格』を上回ったことを勝ちとしています。

過去3年間の勝率を見てみましょう。

全IPO数 勝率
2017年 90社 82勝 8負 91.1%
2018年 90社 80勝 10負 1分 88.9%
2019年 86社 76勝 9負 1分 88.4%

IPO株を初値売りすると8割~9割の確率で利益をだすことができるということです。

初値が最高値近辺になりやすい

年間単位の期間でもIPO株は初値が最高値付近になることが多くなっています。

IPOが上場すると、初値が付いた後は激しい値動きになります。

初値よりも株価は上昇して最高値をつける事が多々ありますが、ほとんどのIPO株は上場して数日ほどで株価が大きく下がり、初値を下回る傾向にあります。

結局は、平均的に見て初値売りがベストなタイミングと考えている投資家が多く、メジャーな売却方法になっているのではないでしょうか。

下記のIPOは管理人ミツアキが当選した例です。

コマースOneホールディングス (4496)
100株当選
上場日 2020/6/26
公募価格 1,600円
初値 6,970円
初値売りの利益 (100株) 537,000円

上記のIPO銘柄は、初値売りをして537,000円の利益になりました。

IPOの申込み株数は基本100株 (1単元) からの申込みです。

初値の6,970円を付けてから4日後に7,170円の最高値を1度つけましたが、その後大きく下落して、初値より価格を下げて推移しています。

株価の最高値で売却できれば1番利益が出せて最高の投資になりますが、最高値の予想をしてその価格で売却するのはほぼ不可能です。

リスクと時間を抑えれる

上記で説明しましたが、IPOが上場すると活発な取引が行われて株価は乱高下しやすくなり、初値を下回って大きく株価が下がることは多いです。

初値では公募価格を上回っていたとしてもその後に公募価格よりも株価が下がり損をするかもしれません。

IPO株は特に値動きが不安定で、誰にも将来の価格をあてることはできません。

初値で売らず、IPO株の相場の値動きをみて売買する場合は難易度も高くなり、常に相場の状況を気にして時間も取られ、精神的にも負担になります。

そのため、株価の状況を把握する時間とリスクを抑えるために、安全かつ短期で利益をあげれる初値売りはおすすめできる方法です。

初値売りのデメリット

公募割れをするケース

IPO株は上記で説明した通り、初値で公募価格を上回り利益になることが多い投資ですが、当然ながら初値が公募価格を下回るIPO株もあります。

初値が公募価格を下回ることを『公募割れ』といいます。

初値売りをするルールを決めると、初値が公募割れになった時は損をすることになります。

初値では公募割れになったIPOも、その後に公募価格以上の価格になることもありますが、さらに価格を下げていくこともあります。

結局のところ結果論になり、「もう少し後で売っておけばよかった」や「もっと早く売っておけばよかった」など後の祭り状態です。

投資で100%勝つことは絶対にありえませんので、初値売りするなら、初値売りという売却ルールを決めて、できる限り損を小さくすることも重要です。

初値売りの注文方法

IPO株を初値で確実に売却するためには、初値がつく前に成行で売り注文を出しておく必要があります。

初値がつく前に成行注文を出しておくと、初値がついたと同時に優先して売却が成立するので初値売りの成功です。

IPOの上場は上場日の9時からになるので、この前には購入したIPO株の成行注文を出しておくことが重要です。

売り注文が出せるタイミングは?

IPO株の上場前に売り注文が出せるタイミングは、証券会社によって違ってきます。

証券会社 売り注文可能時間
SBI証券 ※1 ※2 上場日の前営業日の翌日朝4時~
大和証券 上場日の朝6時~
 野村證券 ※2 上場日の前営業日の翌日朝6時~
SMBC日興証券 上場日の朝5時~
みずほ証券 上場日の朝6時~
マネックス証券 上場日の前営業日の17時~
楽天証券 上場日の前営業日の17時~
松井証券 上場日の前営業日の17時~
岡三オンライン証券 上場日の朝6時~
三菱UFJMS証券 上場日の朝6時~
auカブコム証券 上場日の前営業日の16時~
ライブスター証券 上場日の前営業日の16時~
GMOクリック証券 上場日の前営業日の17時~
DMM.com証券 上場日の前営業日の16時~
エイチ・エス証券 上場日の朝6時~
むさし証券 上場日の朝6時~
東海東京証券 上場日の朝6時~
岩井コスモ証券 上場日の朝5時30分~
丸三証券 上場日の朝4時~

※1 複数の証券取引所に上場する銘柄は上場日の朝8時から。

※2『上場日の前営業日の翌日』とは、上場日の前日が「土日祝日」などで休日の場合、前営業日の翌日になる休日に注文をできるということです。

早くて前営業日の夕方か、上場日の早朝からの注文可能時間になっています。

成行注文を出した後の注意点

初値売りをするために成行注文を出した有効期限は、当日のみになるので注意が必要です。

買いと売りどちらかの注文が多すぎてIPOの上場日に初値が決まらず取引を終えて、翌日以降に持ち越されることがあります。

売り注文の多さで持ち越されることはほとんどありませんが、買い注文が殺到して持ち越されることはよくあり、値が決まっていないことになるので売買の取引きも成立しておらず翌日以降となります。

この場合は、初値売りのために出していた成行注文が失効となるので、翌日以降に再注文を行う必要があります。

初値売りをするなら、翌日の9時までには同じように再注文を行いましょう。

まとめ

IPO株の初値売りについて解説してきました。

  • 初値売りとはIPO株の上場初値で売却すること
  • IPO投資でメジャーな売却方法
  • 勝率は9割以上
  • 上場日の9時までに成行注文
  • 値が付かず翌日以降になた時は再注文に注意

投資初心者の人は初値売りで安全に利益を出しながら、IPO株の相場の流れや値動きを見て知識を付けていくことをおすすめします。

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