岩井コスモ証券のIPOルール・抽選配分や後期型の抽選方法などを解説

岩井コスモ証券は、創業100年の岩井コスモホールディングスのグループで、岩井証券とコスモ証券が合併してできた証券会社です。

合併する前から双方とも老舗の中堅クラスでしたが、合併することにより取引手数料の安さや株式以外の商品サービスもより充実させていて、IPOの取扱いも多くなっています。

ここでは、岩井コスモ証券のIPOルールを中心に解説します。

岩井コスモ証券

岩井コスモ証券の実績・特徴

岩井コスモ証券のIPO実績は、主幹事実績はありませんが幹事の実績は多いです。

全IPO主幹事幹事
2017年90社0社39社
2018年90社0社34社
2019年86社0社36社

岩井コスモ証券が幹事にることは多く、口座開設数は多くないほうなので当選確率は意外に高いと思われます。

岩井コスモ証券の口座開設は、『ネット取引』、『対面取引』、『コール取引』の3つの取引コースがあります。

IPO投資メインならネット取引コースを選択するのがいいでしょう。
対面取引及びコール取引のコースでのIPO配分は、取引実績や資産の多さが必要になります。

未成年口座はネット取引の口座開設ができません。
対面取引かコール取引のコースでは口座開設が可能ですが、IPOの配分を目的なら上記の理由で厳しいでしょう。

この記事では、『ネット取引』の内容を中心に解説します。

IPOの抽選配分と抽選方法

岩井コスモ証券では、割当てられたIPO株の10%をネット取引に抽選配分しています。

残りの90%は、対面取引とコール取引に配分されます。

対面取引とコール取引への配分方法は明確にされていませんが、取引実績や預入資産により優遇されます。何かしらの基準で抽選配分されるか、支店や担当営業マンの判断による裁量配分です。

対面取引とコール取引でIPOの配分をもらおうと思えば、かなり資金的に貢献しないと難しいでしょう。

ネット取引での抽選方法は、コンピューターによる無作為抽選で1口座1票の完全平等抽選です。

IPO抽選参加ルール

抽選参加方法

岩井コスモ証券は『後期型』の抽選を採用しています。

後期型の抽選は購入申込期間後になり、抽選参加するにはブックビルディングと購入申込の2段階で申込みを行う必要があるので、どちらも申込み忘れが無いように注意してください。

資金入金のタイミング

岩井コスモ証券の入金タイミングは、購入申込時に購入資金の入金が必要です。

ブックビルディングの申込み時点では、資金の入金は必要ありません。

資金拘束のタイミング

岩井コスモ証券では、購入申込時に購入資金分が資金拘束されます。

抽選の結果が落選ならその時点で資金は拘束から解放されます。
当選ならそのまま購入になります。

同一資金での重複申込み

岩井コスモ証券はブックビルディングの申込み時点では、資金は不要なので重複申込が可能ですが、購入申込時には資金拘束されるので、同一資金で抽選参加は不可能です。
なので、IPO銘柄の申込みが重なったときは、購入申込時には銘柄ごとの購入資金を入金しないといけません。

抽選結果

岩井コスモ証券での抽選結果は『当選』か『落選』で表示されます。

後期型の岩井コスモ証券は、購入申込期間最終日に抽選が行われます。
抽選結果は購入申込最終日の15時30分以降から発表されます。

当選後の購入キャンセルのペナルティ

岩井コスモ証券は、購入申込終了後に抽選を行う後期型を採用しているので、当選後の購入キャンセルはできなくなっています
そのため、当選後のペナルティは存在しません

なお、ブックビルディングの取消や、購入申込をしなかったとしても、抽選対象外になるだけでペナルティなどはありません。

当選後のキャンセル自体ができないので、申込むIPO銘柄には注意してください。

購入申込

前述しましたが、岩井コスモ証券は後期型を採用しており、購入申込期間後の抽選なので購入申込をしないと抽選に参加できません。

そのため、購入申込時には、購入資金も拘束され抽選と購入のセットになります。

購入申込後の抽選なので当選すればそのまま購入となり、前期型のブックビルディング終了後の抽選と違って購入キャンセルができない仕組みになっています。

岩井コスモ証券の売買手数料と入出金手数料

「売買手数料」については、IPO投資では申込みできる証券会社が限られているため、売買手数料で証券会社を選ぶことはできませんが、証券会社によって自分の取引に合った取引手数料のプランが選べたりします。IPOが上場してからIPOセカンダリー投資など、現物取引をするためには売買手数料も考慮する必要があります。

「入出金手数料」については、IPO銘柄によって申込みできる証券会社 (幹事証券会社) が違うため、資金移動を行うために頻繁に入出金が必要になってきます。そのため入出金は、手数料無料のサービスを使用することが重要です。

岩井コスモ証券の「売買手数料」と「入出金手数料」について紹介していきたいと思います。

売買手数料

岩井コスモ証券の『ネット取引』では、「マンスリーコース」、「アクティブコース」、「スタンダードプランコース」の3つから株式手数料コース選べます。

各コースの株式手数料は以下の内容になっています。


マンスリーコース (1ヵ月定額制)

現物取引・信用取引共通
取引回数 売買手数料
50回コース 月額 11,000円 (税込)
100回コース 月額 22,000円 (税込)

取引回数が50回か100回のコースを選択。こちらは、現物取引・信用取引の区別なく利用できます。
選択したコースの規定回数以上になった場合は、翌営業日から該当月の月末まで「アクティブコース」の手数料が適用されます。
取引が全くなかった月には月額手数料はかかりません。

信用取引限定
取引回数 売買手数料
250回コース 月額 27,500円 (税込)
500回コース 月額 44,000円 (税込)
1000回コース 月額 55,000円 (税込)

信用取引限定のコースも用意されています。250回と500回及び1,000回のコースの中から選択。
選択したコースの規定回数以上になった場合は、翌営業日から該当月の月末まで「アクティブコース」の手数料が適用されます。
信用取引限定コースの場合、現物取引約定分は「アクティブコース」の手数料が適用されます。
取引が全くなかった月には月額手数料はかかりません。


アクティブコース (1日定額制)

1日の合計約定金額 売買手数料
10万まで 88円 (税込)
20万まで 176円 (税込) 
30万まで 264円 (税込)
40万まで 352円 (税込)
50万まで 440円 (税込)
60万まで 528円 (税込)
70万まで 616円 (税込)
80万まで 704円 (税込)
90万まで 792円 (税込)
100万まで 880円 (税込)
200万まで 1,760円 (税込)
以降100万円増えるごとに加算 880円 (税込)
1億2400万円超 110,000円 (税込)

1日に何回取引しても、1日の合計約定金額に対して手数料が決定するコース。
1日の約定金額合計は、「現物取引」と「信用取引」を合算して算出。


スタンダードコース (1約定ごとの手数料)

現物取引 (1約定ごとの手数料)
500万円まで 1,100円 (税込)
1000万円まで 1,650円(税込)
以降500万円増えるごとに加算 550円(税込)
2億4000万円超 27,500円(税込)

現物取引の1約定ごとの金額に対してかかる手数料。

信用取引 (1約定ごとの手数料)
10万円まで 88円 (税込)
50万円まで 440円 (税込)
100万円まで 880円 (税込)
500万円まで 1,100円 (税込)
500万円超 1,650円 (税込)

スタンダードコースの信用取引で日計り決済 (新規建日に反対売買により決済) をした場合は、売買手数料無料、同条件において1注文の建約定代金合計が200万円以上で、金利・貸株料も無料になる「デイトレフリー」のサービスが適用されます。


入出金手数料

岩井コスモ証券の入金は以下の方法で入金できます。

入金方法 手数料 即時反映
オンライン入金 無料
銀行振込 負担

岩井コスモ証券の入金方法は、インターネットでの「オンライン入金サービス」が最もおすすめです。
オンライン入金サービスは振込手数料が無料で、ほぼリアルタイムで入金が反映されます。
※岩井コスモ証券の取引画面を経由しないと振込手数料が発生するので注意

オンライン入金サービスが利用可能な金融機関は以下の通りです。
なお、オンライン入金サービスを利用する金融機関でインターネットバンキングの契約を済ませておく必要があります。

オンライン入金提携銀行

出典:岩井コスモ証券

岩井コスモ証券からの出金手続きの内容は以下の通りです。

振込先口座 岩井コスモ証券で登録済みの金融機関口座のみ
手数料 無料
出金予定日 出金指示が5:00~15:30 ⇒ 翌営業日の正午頃
出金指示が16:15~4:00 ⇒ 翌々営業日の正午頃
休日 ⇒ 翌々営業日の正午頃
利用可能時間 平日5:00~15:30・16:15~翌朝4:00
休日 (メンテナンス時間外)
出金方法
インターネット

岩井コスモ証券の出金手数料は無料です。

岩井コスモ証券で登録している振込先銀行口座に出金が反映されるのは、最短でも翌営業日の正午頃となっています。

まとめ

岩井コスモ証券のIPOルールを解説してきました。

  • IPOの取扱い実績は幹事になることは多い
  • IPOメインなら口座開設は『ネット取引』コース
  • ネット取引への抽選配分は10%
  • ネット取引は1口座1票の完全平等抽選
  • 後期型なので抽選参加には2段階の申込みが必要
  • 入金と資金拘束のタイミングは購入申込時
  • 同一資金での抽選参加は不可能
  • 購入申込後の抽選なので当選後のキャンセルはできない

岩井コスモ証券は、幹事の実績が豊富で今後もIPOの取扱いが増えてくることに期待できます。

口座開設数は、IPOの主要証券会社に比べて多い方ではないので、抽選のライバルも少なくなり穴場的な証券会社です。

後期型ということで2段階の申込みが面倒になりますが、前期型との抽選日の違いを利用できるメリットもあります。

幹事数の多さを考えると、IPO投資では必要になってくる証券会社です。

岩井コスモ証券

タイトルとURLをコピーしました