楽天証券のIPOルール・抽選配分・資金拘束・後期型抽選のメリットなどを解説

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楽天証券の抽選申込や抽選方法は少し独特で、少額投資家にはメリットがたくさんあるので、当選確率を上げるためにも必要な証券会社です。

楽天証券のIPOルールを詳しく見ていきましょう。

楽天証券の特徴・実績

楽天証券は主幹事の実績が知る限りありませんが、幹事の引受け数は年々と増えてきている状況です。

全IPO主幹事幹事
2017年90社0社4社
2018年90社0社11社
2019年86社0社26社

IPOの取扱いは多くありませんが、2018年5月頃からIPOのルールが変更され資金などで優遇されるステージ制から、誰にでも当選のチャンスがある完全平等抽選にかわりました。

今のところ幹事の実績しかありませんが、IPOの割当株数を全て完全平等抽選に配分しているので当選のチャンスがあり、抽選倍率も発表してるいるところが面白いです。

IPOの抽選申込は『後期型』を採用していて2ステップの申込が必要で抽選対象となるには、「ブックビルディング」と「購入申込」の両方を行う必要があります。

未成年口座でのIPO申込も可能なので家族が多い方はかなり有利になります。

後期型はIPOの申込みが重なる時、少額資金での参加者にもメリットになる申込ができますので、手順は後述で説明したいと思います。

IPO株抽選配分

楽天証券はIPOの割当株数の全てを100%完全抽選配分しています。

売買手数料などでの優遇は廃止され、全ての参加者に平等に配分されるようになりました。

後期型を採用してるので購入申込期間終了後に、コンピューターにより乱数を用いて抽選番号が付与されます。

ブックビルディング申込と購入申込の2回申込を行わないと抽選対象にならないので忘れないようにしないといけません。

少し変わった抽選をしていて、当選番号の決定は抽選日当日の日経平均大引け値の下3桁の数値をもとに抽選を行います。

抽選方法は、引値の下三桁の数値を抽選倍率=抽選対象株数÷当選株数(以下この数値をAとする)で割り、余りの数字(割り切れた場合は0。以下、この数値をBとする)を 1+Bから始まってAを足していき当選株数に達する番号までの番号が当選番号になります。
難しいのでこんな感じで決まっているぐらいで覚えておけばいいと思います。

平等抽選なので当選確率はみんな同じです。

資金比例抽選

楽天証券は申込株数(口数)によって抽選番号が付与される1口1票制を採用しています。

100株からの申込がほとんどなので100株を1口として、500株(5口)申込すると5つの抽選番号が付与されることになり、1口に比べて当選確率の差が5倍あるので口数を多く申込んだほうが有利になりますが、その分の資金も必要になってきます。
しかし申込上限株数が決められている場合は上限株数を超える申込はできません。

最近では申込上限株数がほぼ100株になっていて、1口しか申込できないようになっているので、当選確率はすべての人が同率になります。

IPO抽選参加ルール

抽選参加方法

楽天証券は『後期型』の抽選参加方法を採用していて、ブックビルディング期間中と購入申込期間中の2回申込を行う必要があります。

購入申込期間終了日の14時30分頃に抽選番号が付与され、16時30分頃から抽選が行われます。
まずはブックビルディングの申込みを行わないと購入申込に進めないので、忘れず申込を行う必要があります。

資金入金のタイミング

楽天証券は前受金制になっていますので、ブックビルディングの申込時にIPO銘柄の申込に必要資金を入金する必要があります。

ブックビルディングの申込後に出金すれば、もう1度購入申込時にブックビルディングで申込した分の必要資金を入金しないといけません。

資金拘束のタイミング

資金拘束のタイミングは購入申込をしたときになります。

ブックビルディング申込の時は資金確認のためだけで資金の拘束はされないので、ブックビルディング申込後に資金移動も可能になります。

抽選終了後に落選していれば資金拘束は解除されています。
当選していればそのまま購入されることになります。

重複申込の資金

ブックビルディングの申込時は資金の拘束はないので、購入申込に進むための同一資金でのブックビルディング申込みは可能ですが、購入申込時に資金拘束されるので実際、抽選に参加するための同一資金での重複申込はできない形になります。

抽選に参加する銘柄分の資金が必要になりますが、後期型を利用したメリットもありますので下記で説明します。

後期型を利用して資金効率を上げるコツ

『後期型』は購入申込期間終了後に抽選が行われます。後期型を採用している証券会社はあまり多くありません。

『前期型』はブックビルディング期間終了後に抽選が行われます。前期型を採用している証券会社がほとんどです。

楽天証券では購入申込期間が終了してから抽選が行われる後期型を採用していますが、ブックビルディングの終了後に抽選が行われる前期型を採用している証券会社との抽選日の違いを利用して同一資金での申込ができる資金効率を上げる方法を解説したいと思います。

同じIPO銘柄の抽選申込をするものとして、後期型の採用している楽天証券と前期型を採用しているSBI証券を例にとって手順をみてみましょう。

  1. 楽天証券に申込銘柄の必要資金を入金しブックビルディング申込を済ませたら出金する
  2. 出金した資金をSBI証券に入金しブックビルディングに申込をする
  3. SBI証券で抽選日に結果を確認して落選していれば出金する
  4. 出金した資金を楽天証券に入金して購入申込を行い抽選に参加する

資金移動が少し面倒ですがこの方法だと同一資金で2度抽選に参加できる事になります。ほとんどの証券会社が入出金手数料も無料でなので余計な費用はかかりません。

SBI証券で当選できたらその資金は拘束されて楽天証券には資金移動できなくなりますが当選が最優先なので問題ないでしょう。

抽選結果

抽選結果は抽選日の16時30分頃から発表され、『落選』か『当選』で表示されます。
落選の場合は資金拘束から解放され、当選の場合はそのまま購入となります。

当選後の購入キャンセルのペナルティ

楽天証券は後期型で購入申込終了後の抽選になるので当選後は購入が確定しキャンセルができないようになっていますので、ペナルティが無いことになります。

ブックビルディング申込後、購入申込期間に申込をしなかっても抽選されないだけでペナルティはありません。

購入申込

後期型で購入申込後の抽選なので、前期型のブックビルディング終了後の抽選と違ってキャンセルができない仕組みになっています。

購入意思表示はブックビルディングで申込した、株数×価格の必要資金で申込することになります。
株数や価格の変更はできなくなっています。

1度でも購入申込をするとキャンセル(取消)できないので、公募割れしそうなIPO銘柄の場合は購入申込の判断に注意してください。

まとめ

  • IPO取扱い実績は少なめだが年々増加傾向
  • IPOの引受け株数は100%平等抽選配分
  • 1口1票制を採用しているが申込上限が1口に設定されていることが多い
  • 抽選参加は後期型を採用していて2ステップの申込が必要
  • 入金のタイミングはブックビルディング申込時
  • 資金拘束のタイミングは購入申込時
  • 同一資金での抽選参加は不可能
  • 購入申込後の抽選なので当選後のキャンセルは不可能
  • 後期型を利用して資金効率アップが可能
  • 未成年口座でのIPO申込ができる

IPOの取扱い実績は少ない方ですが、年々増加傾向なので今後に期待したいです。

割当てられたIPO株も100%平等抽選に配分されるので当選のチャンスも高くなり、しかも後期型を利用したメリットも大きいです。

未成年口座でIPO申込が可能なので、家族が多い人は当選確率をアップさせるのに有利になります。

当選を狙うために必要な証券会社になるのは間違いないでしょう。

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