SBIネオモバイル証券のIPOルール・「ひとかぶIPO」の抽選配分や申込み方法などを解説

SBIネオモバイル証券は、SBI証券とCCCマーケティング (株) との合弁会社で、2019年4月10日からサービスを開始したネット証券です。

日本株は100株単位での取引が基本になりますが、SBIネオモバイル証券は「1株」単位で株取引ができる事に加えて、国内初「Tポイント」で株の購入が可能です。

そのため、投資初心者の人でも買い物などで貯まったTポイントを使用して、1株からの投資をコツコツと続けていき、コツコツと配当金を増やしていくようなことも可能になります。

IPOの取扱いでも、1株からIPOの申込みができる「ひとかぶIPO」のサービスが始まり、より多くの人が気軽に参加できるようになっています。

今回は、SBIネオモバイル証券のIPOルールを中心に解説したいと思います。

SBIネオモバイル証券

SBIネオモバイル証券の実績・特徴

SBIネオモバイル証券は、2019年11月30日からIPOの取扱いを開始したばかりです。

全IPO主幹事幹事
2019年86社0社1社
2020年0社5社

SBIネオモバイル証券の幹事実績は、すべてSBI証券からの委託幹事になっています。

(出典:SBIネオモバイル証券)

上記の通りSBIネオモバイル証券は、同グループであるSBI証券からIPO株の委託を受ける委託幹事を行うことを断言しています。

委託幹事は目論見書などで正式に記載がされないので、SBI証券が幹事に決まった場合はSBIネオモバイル証券のお知らせをマメにチェックするほうがいいでしょう。

SBI証券の幹事数は、年間でIPO全体の8割~9割にもなり、幹事になる機会が1番多い証券会社になるので、SBIネオモバイル証券の委託幹事も大いに期待できそうです。

IPOまで1株から申込みができて、Tポイントでも1株から購入できるというサービスは、誰でも自分の資産にあった投資ができる素晴らしい証券サービスではないでしょうか。
TポイントでIPOの申込みはできません。

IPOの申込みを行うためには、一般的な証券会社と違って口座開設から少し手間が必要になるので、そのあたりも解説したいと思います。

IPOの申込みを行うために必要な3ステップ

IPOの申込みを行うには以下の3ステップの準備が必要です。

  1. SBIネオモバイル証券の総合取引口座を開設
  2. サービス利用料支払いのクレジットカード登録
  3. スマホ用「ネオモバ株 アプリ」のダウンロード

SBIネオモバイル証券の総合取引口座

当然のことながら、SBIネオモバイル証券の口座開設が必要です。

SBIネオモバイル証券は、サービス利用料月額220円 (税込) で 1ヵ月の約定代金合計が50万円まで取引し放題です。
しかも、毎月Tポイントが200ポイントもらえるので、50万円までの取引は実質20円で取引し放題になり、少額取引きならかなりお得な料金になっています。

ただ、取引をしない月でも月額の220円はかかってしまいますが、「一時停止」の手続きをすれば翌月からサービス利用料は発生しなくなります。
「一時停止」となっていればIPOの申込みができませんが、一時停止を解除すれば申込みが可能です。

サービス利用料支払いのクレジットカード登録

SBIネオモバイル証券では、サービス利用料の支払い方法がクレジットカード決済になるので、クレジットカードの登録が必要になります。

口座開設が完了していても、クレジットカードの登録が完了していないと取引ができないのでIPOの申込みもできないようになっています。

スマホ用「ネオモバ株 アプリ」のダウンロード

SBIネオモバイル証券の「ひとかぶIPO」サービスはスマートフォン専用の「ネオモバ株 アプリ」からしか申込みができないので、スマートフォンからアプリをダウンロードする必要があります。

PCからなどのブラウザからは、IPOの申込みはできないので「ネオモバ株 アプリ」のダウンロードも必須になります。

IPO抽選配分

SBIネオモバイル証券では、割当てられたIPO株を100%抽選で配分しています。

IPOの申込みは原則1単元 (100株) からの申込みとなっていますが、SBIネオモバイル証券の「ひとかぶIPO」が初めて1株からの申込みサービスを始めました。

IPOの申込みできる株数は1株から99株までの間となり、1株単位で抽選を行っていく事になります。

SBI証券から委託される株数はIPO銘柄によって違いますが、通常IPOでは1単元 (100株) 単位の抽選なので、1株ごとに抽選するSBIネオモバイル証券の当選本数は結構な数になりそうです。

抽選方法は、割当てられた全IPO株のうち50%が完全抽選と残りの50%が優遇抽選2種類の当選枠で配分されます。

なお、1人当たりの年間配分上限は10回までとなっています。

完全抽選 (50%)

完全抽選では、1口座1票の平等抽選が行われます。

1株ごとに抽選が行われていき、完全抽選枠での配分株数が無くなるまで抽選を繰り返します。

株数を多く申込んでいると (2株~99株) 複数回当選する可能性があります。

優遇抽選 (50%)

優遇抽選では、20代、30代の人が当選しやすくなる『若年優遇』と口座開設して3ヵ月以上や取引状況などで当選確率が変わる『取引継続優遇』などで優遇抽選が行われます。

2020年10月16日から優遇枠に「FX取引口座保持優遇」が追加されました。
そのため、FX取引口座を開設していれば当選確率がUPします。

完全抽選で落選するとこちらの優遇抽選枠で抽選されることになります。

取引継続優遇では、口座開設してからの継続期間が含まれるので、できるだけ早く口座開設したほうが優遇枠で有利になってきそうです。

SBIネオモバイル証券 FX

IPO抽選参加ルール

抽選参加方法

SBIネオモバイル証券の、スマホ専用アプリ「ネオモバ株 アプリ」から申込みを行います。PCなどのブラウザからはIPOの申込みができません。

一般の証券会社では、ブックビルディングに参加することが必須ですが、SBIネオモバイル証券ではブックビルディングを実施しません。
公募価格 (発行価格) 決定後の購入申込期間に申込みを行います。

後期型の申込みに似ていますがブックビルディングがない分、申込みの手間が少なくてすみます。

委託幹事が決定すると、アプリ内のお知らせで申込期間などの詳細が発表されるので、マメにチェックするようにしましょう。

申込期間は、2日半ほどと短くなっていますので注意してください。

資金入金のタイミング

SBIネオモバイル証券の資金入金タイミングは、IPOの申込み時点です。

公募価格 (発行価格) ×申込株数の必要資金を申込み前に入金して申込を行いましょう。

IPOの申込みにはTポイントは使えません。

ブックビルディングでの申込みを行わないため、申込み期間が短くなっているので注意してください。

資金拘束のタイミング

SBIネオモバイル証券の資金拘束タイミングは、申込みした時点で申込みをした銘柄の必要資金分が拘束されます。

抽選結果で落選すれば資金拘束から解放されます。

同一資金での重複申込み

IPOの申込みが重なる場合は、銘柄ごとに必要な資金が拘束されるので同一資金での重複申込みは不可です。

SBIネオモバイル証券でのIPO申込みは、1株から申込みが可能なので資金にあった申込みができます。
そのため、資金的にはあまり気にすることなく気軽に申込みができますね。

抽選結果

抽選結果は、『当選』『一部当選』『落選』の3種類で表示されます。

当選、一部当選した場合は、当選した株数も表示されます。

抽選結果は申込み最終日の13時からになります。

当選後の購入キャンセルのペナルティ

SBIネオモバイル証券は、購入申込後の抽選になるので当選後のキャンセルはできません。

そのため、キャンセルのペナルティ自体がありません。

申込み受付期間内であれば申込みの取り消しができますが、この場合もペナルティなどはありません。

購入申込

SBIネオモバイル証券では購入申込してをからの抽選なので、当選すればそのまま自動的に購入になります。
ブックビルディング後の抽選と違って購入をキャンセルする選択は無しになります。

当選したIPOの売却可能なタイミング

SBIネオモバイル証券では、当選したIPOの売却できる時間が他の証券会社とはかなり違っています。

原則、株式は単元株 (100株) からの売買になります。
100株未満の単元未満株 (1株~99株) は、単元未満取引として売買が可能ですが、 売買できるタイミングに制限があります。

「ひとかぶIPO」は単元未満株になるため、SBIネオモバイル証券で当選したIPO株の売却が可能になるのは、最短で初値が決まった日の翌営業日の前場になります。
そのため、IPOではメジャーとなっている初値売りはできません。

初値が決まった翌日から売り注文が可能ですが、注文を出す時間によって約定するタイミングが大きく違います。

2020年6月6日変更後の約定タイミング

注文時間 約定タイミング
初値日 注文不可 売却不可
初値翌日 3:00頃 ~ 7:00 当日の前場始値
初値翌日 7:00 ~ 10:30 当日の後場始値
初値翌日 10:30 ~ 13:30 当日の後場終値
初値翌日 13:30 ~ 24:00 翌営業日の前場始値

※初値が決まった翌日のみ3:00頃からの注文可能になります。それ以降は通常の0:00から注文が可能です。

上記の通り、リアルタイミングでは売買できない事になります。

ひとかぶIPOの注意点おさらい

ひとかぶIPOの申込みにあたって、以下の5点はおさえておきましょう。

  • IPOの申込みは「ネオモバ 株アプリ」からしかできない
  • ブックビルディング無しで購入申込後の抽選
  • 単元未満までの申込み
  • 売却は初値日の翌営業日以降
  • IPOの申込みにはTポイントが使えない

月間サービス利用料

SBIネオモバイル証券は、1ヵ月間の株式取引の約定代金合計額でサービス利用料が決まります。

月間の約定代金合計サービス利用料 (税込)
0円~50万円以下220円
50万円超~300万円以下1,100円
300万円超~500万円以下3,300円
500万円超~1,000万円以下5,500円
1,000万円超~100万円ごとに1,100円加算

サービス利用料の算出方法は、月初営業日から月末の最終営業日までの約定代金合計を計算して、翌月初旬ごろに決済されます。

SBIネオモバイル証券では、取引の有無にかかわらずサービス利用料の月額220円 (税込) かかりますが、期間固定Tポイントが毎月200ポイントもらえます。
月間の取引が50万円以下なら、実質20円で取引放題ということになります。

サービス利用の「一時停止」をすると、月間の取引がなければサービス利用料が発生しなくなりますが、一時停止中は期間固定Tポイントはもらえなくなり、IPOの申込みもできなくなります。
IPOの申込みを行う場合は、一時停止の解除を忘れないようにしましょう。

即時入金サービス

即時入金サービスは振込手数料が無料で、リアルタイムで証券口座に入金ができるサービスです。

SBIネオモバイル証券で即時入金できる銀行は、住信SBIネット銀行のみになります。

その他の銀行からは通常振込みになるので、振込み手数料と入金までの時間がかかってしまいます。

IPO投資では頻繁に資金移動が (入出金) 必要になるので、証券会社ごとに対応している即時入金が可能な銀行は準備しておくことが重要です。

まとめ

SBIネオモバイル証券のひとかぶIPOについて解説してきました。

  • IPOの取扱いはSBI証券からの委託幹事
  • 引受けたIPO株はすべてネット抽選で配分
  • IPOの申込みは「ネオモバ株 アプリ」からしかできない
  • 申込み株数は1株~99株まで
  • 抽選方法は「完全抽選」と「優遇抽選」の2種類
  • ブックビルディングは無しで購入申込後の抽選
  • 入金と資金拘束タイミングはIPO申込時
  • 同一資金での重複申込みは不可
  • 購入申込後の抽選なので当選後のキャンセルは不可
  • 当選したIPO株の売却は初値が決まった日の翌営業日から可能
  • TポイントでIPOの申込みはできない

IPOが1株から申込みできる点は、誰でも気軽に参加できるので魅力的ですね。
ただ、大きな利益を出すことは望めないでしょう。

売却できるのが初値が決まった翌営業日からとなり、またリアルタイムで売買ができないところが気になるところです。

IPO以外はTポイントを使って株を1株から購入できるので、今まで資金的にも余裕がなく投資で資産運用ができなかった人も、無理のない程度でTポイント+少額資金でコツコツと積立投資をして、資産を増やしていく事も可能になり、実践することにより資産運用の知識も得られて一石二鳥ではないでしょうか。

IPOの優遇抽選では、口座開設してからの継続期間で優遇抽選される「取引継続優遇」枠があり、できるだけ早く口座開設するほうが有利になってきます。
SBIネオモバイル証券の口座開設がまだの人は、早めに口座開設したほうがいいでしょう。

SBIネオモバイル証券

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